運命にも誤作動はある。(死刑台のエレベーター/1957)

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【パーソナルスペース】
一般的に自分自身から半径1~2メートルの領域と言われています。

 

 

エレベーターって、シュールですよね。
知ってる人も知らない人も、無造作に完全な密室に閉じ込められる、それもあんなに狭い空間に。
そこには偶然という必然性が、あるようなないような…
無機質な顔してすっかり日常に馴染んでいますが、一番身近な異空間ではないでしょうか。

 

 

「死刑台のエレベーター(1957)」は、若干25歳のフランス人監督ルイ・マルが映画史上で一番最初に運命の誤作動をエレベーターに乗せた作品ではないかな、と思います。
運命のメタファーとしてのエレベーター。

 

 

目的の階までの僅か数秒、その数秒で、運命は変わりうる。
エレベーターだけに’’上にも下にも’’、ですが。

 

 

 

 

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