愛と生と死のトライアングル(band called death/2012米)

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黒人三兄弟のパンクバンド。
パンクの前にパンクだったバンド。
“死”と呼ばれたバンド。

…なんて気になるキャッチコピーがずらっと並ぶ、2012年制作の映画を見てきました。

BAND CALLED DEATH/2012 米

時代はまだロックの黎明期であり、抑圧的な社会の中で様々なカウンターカルチャーが生まれ出した1970年代初め。
デトロイトで生まれ育ったハクニー三兄弟は、ファンクバンドを始めたもののアリスクーパーに衝撃を受け、普通の民家の小さな一室でパンクサウンドに明け暮れる。
過激なバンド名は当時のメディアに受け付けられず、時代に埋もれてしまった彼ら。

”デス”というバンド名に、兄弟のなかでもただ一人こだわり続けたデイヴの魂の叫びが、2000年代になり、息子たちや音楽ファンの手によってやっと発掘され日の目を浴びる。。。
なんとも映画みたいなお話ですが、実話だそうです。

印象的だったのは、三兄弟をおおらかにのびのびと育てた母親の存在なくしては、このバンドは生まれてもいなかったのだろうなということ。
不器用ながらも自らの信念を貫いたデイヴと、それを支えた兄弟。
”デス”という名前からは、生を感じずにはいられません。

シネリーブル梅田にて、不定期に上映中です。
 

 

 

 

 

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